LESSON5 自分に合った計画と対策は? 投資のはじめ方

POINT1投資は、「当面使う予定がないお金」で
行うのが基本です。

投資を始める際に大切なのは、「当面使う予定がないお金」を見極めることです。
もしも日々の生活に必要なお金や、数年のうちに使うことが決まっているお金を使って投資すると、
今の生活や近い将来の予定に影響が出てしまう可能性があります。

自分のお金を3つに整理すると、「当面
使う予定がないお金」が明確になります。

投資は、「当面使う予定がないお金」で行う 投資は、「当面使う予定がないお金」で行う

若い世代の方は、この図を見て
「自分は全然投資にまわすお金がない」
と思ってしまう人もいるかもしれませんが...

投資にまわすお金ができるかも!? 投資にまわすお金ができるかも!?

POINT2投資先を1つに集中させるより、
いくつかに分散させて、
リスクを抑えよう

万一の損失を最小限に抑えるために、
投資先を「分散」させる。

1つのカゴに
卵を盛るな
投資の世界には、「1つのカゴに卵を盛るな」という格言があります。
これは、1つのカゴに卵を全部入れておくと、カゴを落としたときに卵が全部割れてしまうので、あらかじめ複数のカゴに分けておくことで、被害を最小限に抑えようという考え方です。
「1つのカゴに卵を盛るな」という格言 「1つのカゴに卵を盛るな」という格言

主な分散の方法は3つ。

  • 資産の分散:特徴の異なる複数の金融商品を組み合わせる。
  • 地域の分散:複数の地域や通貨を組み合わせる。
  • 時間の分散:投資のタイミングを何度かに分ける。

POINT3長い目で運用しよう

分散投資とあわせて考えたいのが、長期的な視点で運用することです。
最初から長期を見据えた方法を選ぶことで、より効果的に資産運用を行うことができます。

貯蓄の「単利」と「複利」の違いを理解する。

毎月5万円積立の場合の利息のふえ方 毎月5万円積立の場合の利息のふえ方
出典:全国銀行協会「教えて!くらしと銀行」

単利とは「預け入れた元本に対してのみ、利息を計算する方法」、複利とは「発生した利息を元本に足し、新しい元本として利息を計算する方法」です。同じ利率で預けた場合、期間が長くなるほど、複利の方が有利になります。

積み立て投資を利用する。

積み立て投資の方法として、「定額購入法(ドル・コスト平均法)」や「定量購入法」があります。

  • 定額購入法(ドル・コスト平均法:毎回、決められた「金額」ずつ購入する。
  • 定量購入法:毎回、決められた「数量」ずつ購入する。

POINT4リスク許容度を考慮して、
金融商品の組み合わせ
(ポートフォリオ)を考える。

自分の「リスク許容度」を考える

投資に際して“どの程度リスクを引き受けられるか”が「リスク許容度」です。リスクをとりすぎてしまうと
日々の生活費まで失ったり、精神的に追い詰められたりすることもあります。

リスク許容度は一人ひとりの事情によって異なりますが、「客観」と「主観」の両面から総合的に考えることが大切です。
客観的な要素は、収入や資産額、年齢、投資経験、今後のライフイベントの数などで、(ほかの条件が同じなら)
収入や資産額は多い方が、年齢は若い方がリスク許容度は高いと考えられます。
一方、主観的な要素は性格的なもので、
例えば株価が下がると心配で眠れないといった場合にはリスクを取りすぎないよう注意が必要です。

リスク許容度 リスク許容度

どの程度の値下がりなら、どのくらいの期間耐えられるかと具体的にイメージすることは、
リスクと上手に付き合っていくためのポイントです。

ポートフォリオとは

ポートフォリオの例 ポートフォリオの例

金融商品の組み合わせを
「ポートフォリオ」といいます。

ポートフォリオは、安全性や収益性を考えながら
作成します。

ポートフォリオは目的に合わせて考える

リスクを抑える目的はもちろん、配分や組み合わせを変えることで、
期待する運用成果に近づけることもできます。

目的に合わせたポートフォリオの例 目的に合わせたポートフォリオの例

世代ごとのポートフォリオの考え方

  • 若い世代 自由に使えるお金の割合がかなり高い時期。中長期的な運用も考えて、ある程度リスクがある収益性を重視した運用が可能です。将来に備えた資産づくりを心がけることが大切です。
  • 働き盛り世代 出産や教育、住宅ローン返済など支出が多い時期。資産を効率的にふやす工夫が大切です。安全性収益性をバランスよく、中長期的にふやしていけるような金融商品を選択することを考えてみましょう。
  • セカンドライフ世代 年金収入と貯蓄の範囲で生活する時期。ゆとりあるセカンドライフのために、資産を安全に管理していく工夫が大切です。毎月の必要資金を把握し、安全性流動性を重視した金融商品を考えてみましょう。