相場格言集

遠くのものは避けよ

遠くのものは避けよ

全国の上場株はおよそ3,700(2010年10月末現在)。そのなかから投資対象を選ぶのに、わざわざなじみのないものに目を向ける必要はあるまい。仕事の関係とか、日常生活で愛用している商品を通じて、多少とも知識や親近感を持っている株式を選んだ方が間違いは少ないというものだ。株式のことはあまり知らない家庭の主婦が、ふだん自分が使っている家庭用品のメーカーに投資して、利益を上げた実例がある。あとでその婦人が言うには「こんないい製品を作っている会社の株を持ってみたかっただけ」。

つまり、投資のヒントは身の回りにいっぱい転がっている。それに気づかないで、自分の不得手な知らないものを選ぶテはないと言うわけだ。

この言葉には、もう一つ別の意味もある。株式市場にはいろいろな情報(材料)がもたらされるが、はるか海外でどうこうという種類の材料も多い。仮にそれがデマであったとしても“遠い”ところでは確かめるすべもない。不確実なものは避ける一手だと教えている。

類似の格言に「虫の好かぬ株は買うな」というものもある。よく知らないという理由だけで「好きになれない」というのが人の常。知らないもの、不得手なもの、つまり虫の好かぬものは手を出さない方が無難というものだ。

株式投資の心構え編
当たり屋につけ