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行き過ぎもまた相場

行き過ぎもまた相場

行き過ぎもまた相場

物事には、動があればその反動がある。株式相場でも、人気が過熱気味で上に行き過ぎたときには、その後の下げもきつい。いわば、妥当と見られた水準を上向った分だけ、下げのときも予想をさらに下回ることになる。いってみれば“相場の勢い”である。

したがって、どの指標を見ても、どう試算しても、これ以上株価が高くなるはずはないといってみたところで、現実に株価はこの予想を上回ってしまう。ちょうど、スピードを出して走ってきた自動車が、急ブレーキをかけてもすぐには止まれないようなものである。勢いがついているものは、結局、行きつくところまで行かなければおさまりがつかない。それも相場のうちであることと知っておくべきだというのが、この「行き過ぎもまた相場」という言葉である。同時に、行き過ぎがあれば、その分は反動を覚悟しなければならないことも教えている。

その意味から「山高ければ谷深し」という格言が同種のものとして見られるわけだ。つまり、高い相場があればその後にくる下げはそれだけ大きいといっている。さらに「株価はもとの古巣に帰る」「株価の里帰り」も同義の格言と見ていいだろう。どんどん値上がりしていった株価も、いつか下げ始め、結局、元の出発点まで戻ってくるという“株価の習性”を言い表した言葉だが、ある程度長期間にわたって見なければ当てはまらない。その反対に、ある高値から反落した株価が、いつかまたその水準に戻ってくる意味も併せ持っている。長期投資に徹すれば、株式投資は損をしないという論拠が、ここにあるわけだ。

相場の見方つかみ方編
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