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証券業界のSDGs

ASFにおける「SDGsに関するバリ宣言」の採択について

2018年11月2日、インドネシア バリで開催されたアジア証券人フォーラム(Asia Securities Forum: ASF、事務局: 日本証券業協会)の年次総会において、アジア太平洋地域の証券市場がグローバルな持続可能性の維持・向上に果たすべき役割を確認し、ASFがSDGsに積極的に取り組む決意を表明した「SDGsに関するバリ宣言」が採択されました。

採択セレモニーの場で、日本証券業協会の鈴木会長から、ASFがアジア太平洋地域の証券市場の主要なプレーヤーを結ぶフォーラムとしてSDGsを積極的に推進する決意が表明されました。(英文PDF仮訳PDF

本宣言の採択により、SDGsの達成に貢献するため、アジア地域の資本市場の国境を越えた情報、知見、経験の共有や連携協力がより一層促進されることが期待されます。

 

SDGsに関するバリ宣言

2018年11月2日採択 於バリ インドネシア(原文PDF

アジア太平洋地域は、世界人口の半数以上を占め、高い経済成長を達成又は維持し、世界経済を牽引する役割を担っている。同地域はまた、世界の最貧困人口の半数以上を占め、急速な産業化と社会構造の変化により、社会及び環境における困難に直面している。
アジア太平洋地域における社会、経済、及び環境問題に対処することは、結果として同地域のみならず世界全体の持続可能な開発に寄与するものである。
証券業界は国際連合が示す持続可能な開発目標の達成のために必要な資金を効率的に配分する上で大きな役割を果たすことが期待されている。
これらの状況に鑑み、我々アジア証券人フォーラムのメンバーは、アジア太平洋地域の証券業界間で意見及び情報を交換し、同地域の証券市場の発展と経済成長に資するという設立の目的を想起し、世界で最も急速に成長を遂げている地域の証券市場を擁し、相当の地理的範囲と人口を占めるメンバー機関の拡大を反映し、この地域の証券業界が国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)の達成のために重要な役割を果たすことができることを認識し、ここに、以下の事項に取り組むことを宣言する。
関係規制当局及び他のステークホルダーと協力し、前述の目標の達成に貢献できる金融・証券市場の発展と維持を促進し、グリーン及びソーシャルボンド原則やサステナビリティボンド・ガイドラインのように、グローバルな資本市場で広範に実践される、SDGsに貢献するイニシアチブを歓迎・支持し、メンバー間における協力を促進し、この分野において我々が情報、知見、経験を共有できるプラットフォームとしての機能を強化する。

アジア証券人フォーラムについて詳しくはこちらicon_window

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