今さら聞けない!投資Q&A

債券価格と金利って、どういう関係なの?

債券価格と金利は逆の動きをする、シーソーの関係になっています。
つまり、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がります。
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例えば、金利2%の債券があるとします。
この債券を100円分買えば、1年間で2円を受け取ることができますが、債券の金利が3%に上がったらどうなるでしょう。
金利3%の債券を100円分購入すれば、1年間で3円を受け取ることができますよね。
そうなると金利2%の債券よりも、金利3%の債券のほうが魅力的、ということになりますので、金利2%の債券は魅力が減って価格が下落します。
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続いて、債券の金利が1%に下がった場合はどうでしょう。 金利1%の債券より金利2%の債券の方が多くの利益が見込める、より魅力がある、ということになりますので、金利2%の債券の価格は上昇します。
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このように、債券の価格というのは金利と密接に関係していて、シーソーの関係のように、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がるという特徴があるんです。

回答者はこの人

日本証券業協会 普及推進部 担当者

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