日証協について
投資信託の分配金利回りランキングの見方に注意!
金融商品取引業者等や投資信託の評価会社などがインターネット等で投資信託の分配金利回りランキングを公表しています。
「分配金利回り」の計算方法はいくつか考えられますが、
例えば、分配金利回りを「(過去1 年間の分配金の累計額)÷(直近の基準価額)×100%」で計算する場合、
元本の払戻し(特別分配金の支払)を行い、直近の基準価額が低ければ低いほど利回りが高くなり、利回りランキングでは上位に位置することになります。
このように、1 年前は同じ基準価額で1 年間の分配金額も同じだった投資信託Aと投資信託Bを比べた場合、大きく値下がりした投資信託Bの方が利回りが高く表示されてしまいます。
このような分配金利回りランキングをみますと、投資家は、どうしても、ランキング上位の投資信託は、パフォーマンスが良い投資信託と判断してしまいがちですが、ランキング上位の投資信託が、必ずしもパフォーマンスが良い投資信託とは限らないことを御理解ください。
商品性をきちんと理解したうえで、取引を行いましょう。
「分配金利回り」の計算方法はいくつか考えられますが、
例えば、分配金利回りを「(過去1 年間の分配金の累計額)÷(直近の基準価額)×100%」で計算する場合、
元本の払戻し(特別分配金の支払)を行い、直近の基準価額が低ければ低いほど利回りが高くなり、利回りランキングでは上位に位置することになります。
投資信託A | 投資信託B | |
---|---|---|
1 年前の基準価額 | 10,000 円 | 10,000 円 |
過去1年間の分配金累計額 | 500 円 | 500 円 |
直近の基準価額 | 10,000 円 | 8,000 円 |
年換算利回り | 5% (500 円÷10,000 円×100%) |
6.25% (500 円÷8,000 円×100%) |
このように、1 年前は同じ基準価額で1 年間の分配金額も同じだった投資信託Aと投資信託Bを比べた場合、大きく値下がりした投資信託Bの方が利回りが高く表示されてしまいます。
このような分配金利回りランキングをみますと、投資家は、どうしても、ランキング上位の投資信託は、パフォーマンスが良い投資信託と判断してしまいがちですが、ランキング上位の投資信託が、必ずしもパフォーマンスが良い投資信託とは限らないことを御理解ください。
商品性をきちんと理解したうえで、取引を行いましょう。