日証協について
社債管理補助者制度に係る実務上の対応について
本協会においては、信用リスクが相対的に大きい企業の社債発行及び投資家のすそ野拡大に向けた環境整備を図るため、「社債市場の活性化に向けたインフラ整備に関するワーキング・グループ」(以下「ワーキング・グループ」という。)にて社債権者保護のあり方について検討を重ね、社債管理者不設置債(FA(Fiscal Agent)債)を対象とした社債管理の新制度創設に向けて働きかけを行ってきたところですが、2021年3月、改正会社法が施行され、社債権者による社債の管理の補助を行う制度として「社債管理補助者制度」が創設されました。
これを受け、本協会では、本制度が市場関係者において円滑に利用されるよう、ワーキング・グループの下部機関として「社債管理補助者制度に関する実務検討部会」(以下「検討部会」という。)を設置し、市場参加者が社債管理補助者に期待する業務内容や本制度に関する社債要項等の規定の在り方等について検討を行ってまいりました。
今般、検討部会における検討結果を、報告書「社債管理補助者制度に係る実務上の対応について(「社債管理補助者制度に関する実務検討部会」報告)」として取りまとめました。