今さら聞けない！投資Q&A

投資によって生じる利益には、会社から分配される配当金と、株式を売却した際に発生する譲渡（売却）益があります。

この際の税金は一部の例外を除き、基本的には配当金と譲渡益それぞれに約20％の税金がかかります。
これらは原則、ご自身で配当金や利益の計算を行い、確定申告をすることによって納付する必要があります。
しかし、すべての取引を自分で記録し、計算した上で毎年納税するのはとても大変ですよね。
そんな方にお伝えしたいのが、「特定口座」という制度です。「特定口座」では、証券会社が投資家の代わりに投資の損益を記録・計算して納税までしてくれるので、確定申告が不要です。



上図のように、そもそも証券口座には「一般口座」と「特定口座」があり、特定口座には「源泉徴収ありの特定口座」と、「源泉徴収なしの特定口座」があります。
このうち、一般口座や源泉徴収なしの特定口座を利用している場合はご自身での確定申告が必要ですが、源泉徴収ありの特定口座であれば確定申告をしなくてもかまいません。
つまり、「確定申告は大変だからしたくない」という方は、源泉徴収ありの特定口座を選択するようにしてください。

また、一定の投資額までは利益に税金がかからない「NISA口座」を開設するという手段もあります。
NISA口座で投資をした場合はそもそも利益が非課税で、納税の必要がなく、確定申告も不要です。