第6回
みんなはどのくらい
キャッシュレス決済を使ってる?
20代男女にアンケート!
20代男女のキャッシュレス決済利用率は83%!
クレジットカードや電子マネーなど、かなり以前からキャッシュレス決済はありますが、諸外国に比べると日本のキャッシュレス決済利用率は高くありません。そこで政府は、消費者における利便性向上、店舗における効率化やインバウンド需要取込による売上拡大等に向け、政策課題に掲げてキャッシュレス化を推進してきました。その効果もあり、キャッシュレス決済の利用率は年々増加しています。
経済産業省のデータをもとに日証協作成
上記のグラフは、日本における民間最終消費支出すべてに対する、キャッシュレスによって支払いされた割合をあらわしており、2021年は32.5%と、2010年と比べると11年で19.3ポイント増、全体の約3分の1にまで上昇しています。
また、20代を対象にしたアンケート調査では、実に83%の人がキャッシュレス決済を利用していると回答しています。
キャッシュレス決済のメリット・デメリット
このように便利なキャッシュレス決済ですが、メリットとデメリットどちらもあります。
主なメリットは以下の4点です。
1番のメリットは「現金を使わなくて済む」ことでしょう。コロナ禍において「現金を触りたくない。店員さんとやり取りしたくない」という衛生的な決済ニーズが高まったことも、キャッシュレス決済普及の背景にあると言えます。ATMでわざわざお金をおろす手間もなくなりますね。
また、家計簿が続かない人にもキャッシュレスはおすすめです。履歴が自動で残り、何にお金を使ったのか振り返りやすいからです。
現金で払うよりもオトクになる「ポイント還元」があることもメリットの1つ。クレジットカードで積立投資をすることで、投資をしながらポイントを得られるサービスもあります。
同じ決済サービスを使っている人に、無料で即時に送金できるサービスがあるのも大きなメリットです。食事会の費用なども1円単位ですぐに送金できるため、立て替えをしてくれた友達になかなか会えなくても、割り勘しやすく便利ですね。
便利な一方で、デメリットもあります。
お店によってはクレジットカードは利用できるけれどその他のキャッシュレス決済は取り扱っていないことも。そのため1つの決済手段に集約するのが難しいのがデメリットと言えます。
また、スマホ決済においては通信状態の影響がありますし、災害時などは店側の決済端末が通電しなくなると、決済できなくなるリスクがあります。スマホケースに緊急用のお金を入れておくなど、少額の現金を持ち歩くと安心でしょう。
財布からお金を取り出す動作が発生する現金払いと比べると、スマホをかざすだけで支払えてしまうため、使い過ぎてしまうことも。履歴を定期的に振り返るなどして使い過ぎないための工夫が大切です。
そのほかに不正利用されるリスクもあるため、「スマホにパスワードをかける」「決済画面を出しっぱなしでレジに並ばない」といった対策が必要でしょう。また、不正利用されていないか定期的にチェックすることや、不正利用された場合の連絡先を知っておくなど対処方法の把握も重要です。
キャッシュレス決済は利用者がどんどん増えているんだね。私は今クレジットカードを主に使っているけど、みんなはどの決済方法を使っているのか気になるな。