ボーナスはいつ、いくらもらえるの?年代別の平均支給額を紹介!
ボーナスとは「賞与」「特別手当」などと呼ばれ、毎月の給与とは別に支給されるお金のことです。一般的に、夏(6~8月)と冬(10~12月)の年2回支給されますが、会社によって年3回以上もらえるところも。
ボーナスは「労働の対価」として支払われる賃金のひとつですが、法律上、会社にボーナスの支給は義務づけられていません。
そのためボーナスの支給がない会社もありますが、ボーナスの支給がある会社は、令和3年時点で、全体の約7割となっています。
出典:毎月勤労統計調査-令和4年2月分結果速報及び令和3年年末賞与の結果(厚生労働省)より(調査対象は事業所規模5人以上)
会社員になると、一体いくらくらいのボーナスがもらえるのでしょうか。まずは、入社1年目の夏にもらえる初めてのボーナス支給額を見てみましょう。

上場企業等3,000社を対象にした産労総合研究所の調査によると、2022年4月に入社した新入社員に夏のボーナスを支給した会社は、全体の83%でした。また、入社してまだ2ヶ月など在籍期間が短い新入社員ということもあり、そのうち65.2%が「一定額(寸志等)」を支給と回答しており、通常のボーナスよりも少額としたことが推測できます。
実際、ボーナスの平均支給額は、毎月の給与である初任給の平均が大学卒で約21万円、高校卒で約17万円であるのに対し、夏のボーナスの平均支給額は、大学卒が約9万円、高校卒が約7万円と給与の半月分以下となっています。
それでは、入社1年目の冬のボーナスはいくらくらいになるでしょうか。業種や経営状態によって大きく左右されるため一概にはいえませんが、一般的には月給の1~2ヶ月分と言われるため、入社1年目の給与平均を基にして試算しました。

夏のボーナスに比べると、まとまった金額でもらえそうですね。
続いて、年代別にボーナスの平均金額をみてみましょう。同じ年代でも勤続年数によって金額が異なるため、勤続年数1~2年、5~9年、15~19年の3つに分けて紹介します。

同じ年代でみると、勤続年数が長くなるほど高くなり、入社して1~2年の人と20年近く働いた人の年間ボーナスの平均支給額では2倍以上の差がある年代がほとんどです。同じ勤続年数でみると、年代があがるほど金額があがっていくわけではありません。ボーナスの支給額は、給与と比べると会社の業績影響がより反映されやすく、給与のように必ずしも右肩あがりにならないことが背景にあると考えられます。
ボーナス額は業種によっても差があるんだね。頑張って働いて支給されたボーナスだからこそ、
大事に使わなくちゃ。
Lesson1「お金の計画の必要性」