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日証協について

IOSCO 世界投資者週間(World Investor Week)2026

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証券監督者国際機構(IOSCO)では、10月に「世界投資者週間(WIW)」を定め、世界規模で投資者教育、金融リテラシーに関するメッセージの普及・拡散を図り、関係機関によるグローバルなキャンペーン活動を実施しています。
本年は、日本では10月4日から10日を「世界投資者週間」と位置づけ、本協会においても、イベントの開催や周知用バナーのWEBページ掲載等を通じて、WIWのキャンペーン活動に積極的に参画・協力していく予定です。なお、本年のキャンペーンにおける投資者に向けたグローバルなメッセージ(Key Messages)の邦訳は以下のとおりです。

 

Key messages


〇
投資家のレジリエンス(強靭性)(主要テーマ)

 賢い投資者は、

      • 市場の変動は当然のことと認識し、規律ある長期戦略を維持し、反動的な判断を控えている。
      • 資産クラス、地域、投資期間を分散することで、財務的な強靭性を構築している。
      • 市場への投資を行う前に、緊急用資金を確保し、債務を慎重に管理している。
      • 行動バイアスを認識している:損失回避、群集心理、過信、近時性バイアスは意思決定を歪める。
      • 短期的な出来事、ニュース、ソーシャルメディアのトレンドに反応するような感情的な意思決定を避けている。
      • 状況の変化に応じて、定期的にポートフォリオを見直し、リバランスを行い、長期目標との整合性を維持している。
      • 市場が不安定な時期や大きな財務上の変化が生じた際には、資格を有する登録された金融専門家に助言を求めている。
      • 市場環境の変化に関わらず、規律ある長期投資の習慣を維持し、時間の経過に伴う複利効果による利益を得ている。
      • 投資家のレジリエンスには、金融知識だけでなく、行動規律と目標達成に向かって前進し続ける能力が必要であることを理解している。
      • 失業、健康上の緊急事態、市場の低迷といった予期せぬ事態に備え、強靭性のある財務計画を立てている。

        つまり:
        賢い投資者は、
      • 規律ある長期的な投資戦略を維持し、市場の変動期においても方針を貫く。
      • 追加の投資リスクを負う前に、緊急用資金や分散投資されたポートフォリオなど、財務的なバッファーを構築する。
      • 誤った投資判断につながる可能性のある一般的な行動バイアスを認識し、対策を講じる。
      • ポートフォリオを定期的に見直し、リバランスを行い、個人の目標やリスク許容度と整合性を保つ。
      • 市場の混乱や大きな財務上の変化に直面した際は、資格を持つ登録された金融アドバイザーの助言を求める。


〇
デジタルツールと詐欺(主要テーマ)

 賢い投資者は、

      • ロボアドバイザーやアルゴリズムプラットフォーム等のAIツールは、投資判断を支援することはできるものの、独自の調査や健全な判断に代わるものではないことを理解している。
      • AIシステムの信頼性は、その学習データの質、最新性、客観性に依存しており、システムバイアスを反映する可能性があることを認識している。
      • ディープフェイクに警戒する:偽造された動画による推奨、合成されたインフルエンサーコンテンツ、クローン音声詐欺等が、投資家を欺くためにますます多用されている。
      • AIツールは、権威あるように見える回答を生成することがあるが、事実誤認や捏造(「ハルシネーション」とも呼ばれる)が含まれている可能性があることを認識している。
      • 提案に基づいて行動する前に、投資推奨におけるAIの役割に関するすべての開示事項を読み、慎重に検討している。
      • AI駆動型プラットフォームは、ユーザーのエンゲージメントや取引頻度を最大化するように設計されている場合があり、それが投資家の長期的な目標と必ずしも一致しない可能性があることを理解している。
      • ディープフェイク、音声クローン、AI生成文書など、AIを活用した詐欺が、投資家にとって深刻かつ増大する脅威となっていることを留意している。
      • AIが生成する金融コンテンツは、正確性や投資家の利益よりも説得力やエンゲージメントを優先する可能性があるため、厳格に評価している。
      • AIが生成した推奨事項を厳格に評価し、意思決定を行う際には独自の判断を下すことで、自身の利益を守っている。
      • AIリテラシーを、投資家の必須かつ継続的な能力として構築し、AIがどのように操作され、投資家に対して悪用される可能性を理解している。

        つまり:
        賢い投資者は、
      • AIを意思決定支援ツールとして活用し、独自の調査や批判的思考の代わりとしない。
      • 信頼できるAIソースからの情報と見えても、投資情報は独自に検証する。
      • 投資家を欺くことを目的としたディープフェイク、合成された推奨、クローン音声詐欺に警戒する。
      • AIを用いて投資推奨を生成するプラットフォームやアドバイザーには、透明性を求める。
      • 個人データを保護し、機密性の高い財務情報を未検証のデジタルプラットフォームと共有しない。
      • 信頼性に関わらず、AIが生成するすべての投資コンテンツに対して、一貫して懐疑的な姿勢を保つ。

    〇 詐欺への注意(主要テーマ)
     賢い投資者は、

        • 資金を投入する前に、投資専門家やプラットフォームの登録および規制当局の認可を確認している。
        • 投資機会の調査は、検証済みで公式かつ独立した信頼できる情報源を通じて行っている。
        • リスクがほとんどない、あるいは全くない高利回りを約束する行為は、例外なく、投資詐欺の明白な兆候であることを理解している。
        • 焦りを煽る行為は詐欺師が頻繁に用いる手口であることを認識している。時間をかけて確認することが、常に最も効果的な防御策である。
        • 詐欺師は、信頼性を高め、投資家の資金にアクセスするために、信頼できる個人や機関になりすますことが多いことに注意している。
        • 予期せぬ連絡に対して、金融データ、口座の認証情報、パスワード、認証コードを決して開示しない。
        • オンライン上の関係性を悪用して、徐々に詐欺的な投資を勧めてくる「リレーションシップ投資詐欺」に注意している。
        • すべての金融口座には強力で固有なパスワードを使用し、利用可能な場合は常に二要素認証を有効にしている。
        • 投資詐欺は常に進化していることを理解している。一度の啓発ではなく、継続的な投資家教育こそが、最も効果的な防御策となる。
        • 詐欺の疑いがある場合は、直ちに管轄の規制当局に通報し、自身や他の投資家を守っている。

          つまり:
          賢い投資者は、
        • 資金を投入する前に、あらゆる投資機会を検証する。
        • 迅速な行動を迫られた場合は、一旦立ち止まり、時間をかけてよく考える。
        • 身に覚えのない連絡に対して、個人情報や金融データを決して共有しない。
        • 投資詐欺の一般的な侵入経路である、身に覚えのないメール、メッセージ、電話によるフィッシング詐欺に注意する。
        • リレーションシップ投資詐欺やその他の詐欺的な投資手口を見抜く。
        • 詐欺の疑いがある場合は、直ちに管轄の規制当局に通報する。

    〇 投資の基本(補足テーマ)
     賢い投資者は、

        • 投資詐欺を示唆する早期の危険信号を察知し、自身が何に対してお金を支払っているのかを理解している。
        • 忍耐強く、長期的かつ定期的、そして適切に分散投資を行うことの確かなメリットを認識している。
        • 市場のトレンドやソーシャルメディアの意見ではなく、自身の将来のニーズや目標に基づいて一貫した計画を立てている。
        • 複利の力を認識し、活用している:市場への継続的な投資と定期的な積立を組み合わせることが、投資家にとって最も強力な長期投資ツールである。
        • 投資商品を評価・選択する際は、手数料、諸費用、取引コストの影響を考慮している。
        • 予期せぬ困難に備え、堅実な予算戦略を立て、財務リスクを管理し、投資の規律を維持している。

    〇 若年投資家および次世代(補足テーマ)
     賢い投資者は、

        • 早期に始める:投資教育や財務計画は、できるだけ早く始めることで得られる長期的な複利考課の利点を理解している。
        • フィンフルエンサー、投資トレンド、若年層をターゲットにしたAI生成コンテンツなど、ソーシャルメディア経由での投資に伴うリスクを認識している。
        • 最初から健全な金銭習慣を身につけている:継続的に貯蓄し、高金利の消費者ローンを避け、トレンドではなく必要性に基づいた意思決定を行う。
        • 低コストのデジタルプラットフォームや手数料無料のプラットフォームに初めて参加する場合であっても、個人投資家としての権利を理解している。
        • 規制当局が推奨する金融教育リソースを活用し、投資判断を行う前、最中、そしてその後を通じて、投資に関する知識を深めている。

    投資家のレジリエンスに関する取組み

    IOSCOでは、投資家のレジリエンスにおける課題の理解促進等を目的に、投資者に向けたメッセージ(Key Messages)の周知等を通じた関係機関によるグローバルな活動を行っております。

    Key Messageはこちら

    活動状況

    本協会の金融・証券教育支援事業については、2024年7月、金融経済教育推進機構(J‐FLEC)に移管しました。J-FLECの活動内容については、https://www.j-flec.go.jp/をご参照ください。

    ・不正アクセス、偽アカウント・偽広告等の注意喚起

    インターネット取引サービスでの不正アクセス・不正取引の被害防止を図るため、フィッシングに耐性のある多要素認証の設定等を呼びかけるとともに、会員や本協会をかたる偽アカウント・偽広告への注意喚起を実施しています。
    詳細は、以下のページをご覧ください。

    (不正アクセス等に関して)
      https://www.jsda.or.jp/about/hatten/inv_alerts/alearts04/index.html

    (偽アカウント・偽広告等に関して)
      https://www.jsda.or.jp/about/hatten/inv_alerts/alearts05/index.html

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    ・「株や社債をかたった投資詐欺」被害防止に係る広報活動

    「株や社債をかたった投資詐欺」被害の防止を図るため、警察、行政機関、協会員との連携強化等を通じて、一般消費者・投資者に注意喚起を行います。

    (参考)https://www.jsda.or.jp/about/hatten/inv_alerts/toushisagi/index.html

    ・個人投資家向け周知活動

    中長期的な資産形成に適した税制優遇制度であるNISA(少額投資非課税制度)等のポイントを特設サイトやリーフレットにまとめ、情報発信を行っています。
    詳細は以下のページをご覧ください。
    https://www.jsda.or.jp/nisa/index.html(特設サイト「みんなにいいさ!NISAがいいさ!!」)

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    過去の活動実績

    関連サイト